500mlの紙パックがよくコンビニで売られていますが、炭酸飲料の紙パックって見たことないですよね?
コーラや三ツ矢サイダーなどはペットボトルで売られているのしか見たことありません。
なぜ紙パックでは炭酸飲料は売られていないのだろうかと気になりませんか?
炭酸飲料は缶で飲むのとペットボトルで飲むのでは美味しさが違ってきます。
紙パックで飲む炭酸飲料はどんな感じなのかと、紙パックの炭酸飲料が今後発売されないのか知りたいという人もいると思います。
なぜ紙パックの炭酸飲料が売っていないのかや、今後炭酸飲料が紙パックで売られる可能性があるのかについてちょっと紹介したいと思いますので良ければ見ていってください。
炭酸飲料が紙パックで売っていない理由は?
それでは炭酸飲料が紙パックで売っていない理由についてです。
前には紙パックでの炭酸飲料としては、
「無炭酸コーラ」というものが発売されていました。
出典:http://takuan.seesaa.net/article/3084565.html
結局こちらは炭酸は入っておらず、コーラのような乳製品で味もコーラではなかったんですけどね。
わざわざこのような商品を出すくらいに紙パックでは炭酸飲料は出せないということですよね。
話を戻しますがまず炭酸飲料は、振ってから缶やペットボトルのフタを開けるとすごい音と共に泡が溢れてくると思います。
それは炭酸ガス(二酸化炭素)を飲み物に溶け込ませているわけですが、圧力をかけることで炭酸ガスを通常よりも溶け込ませているのを容器で閉じ込めることによって保っています。
あのシュワシュワはペットボトルの強い強度があるからこそ実現できているんです。
現在の紙パックの合成樹脂(ポリエチレン)の容器では形が変形してしまったり、圧力に耐えられずに破裂してしまうのです。
ちなみに炭酸飲料のペットボトルは円筒型だったり形も均一にすることで圧力が偏らないようにしてあり、普通のお茶などのペットボトルで炭酸飲料を作ったら紙パック同様に耐えられません。
同じペットボトルでもそうした工夫がされていてようやく炭酸飲料が売られているというわけです。
紙パックはちょっと押せば中身が入っていてもへこみますよね。
それではいつ破裂してもおかしくないというわけです。
なので残念ですが、紙パックで炭酸飲料が売られることはしばらくないのではないかと思います。
ですが今後紙パックでも炭酸飲料が売られる可能性は0ではありません。
紙パックで炭酸飲料が売られる可能性は?
それでは今後紙パックで炭酸飲料が売られる可能性があるのかについてです。
ペットボトルに比べて紙パックの方が当然ですがコストが安いです。
出典:http://paper500ml.hatenablog.com/entry/2016/08/01/213511
ですので今後ペットボトルのコストがかかりすぎる場合が出てきたり、コスト削減を考えて紙パックでの炭酸飲料が出てくる可能性はゼロではないと思います。
ではどうすれば紙パックの炭酸飲料ができるのかですが、
まず紙パックを円筒型など丸い形にして内側から均等に圧力がかかる状態を保てるようにして、さらに炭酸が抜けないようにし、ちょっとした衝撃や圧力にも変形せずに形を保つことができれば問題なく紙パックでも炭酸飲料を売ることができると思います。
ですがもともと紙パックは四角いので輸送や包装などのコストが低くできていたので、丸い形をイメージした場合は扱いが難しくそうしたコストもかかると思います。
そして1番の強度のある円型の紙パックの開発とそれを製造するまでのコストもかかります。
実際にはカートカンのような円筒型の缶のような紙の容器も作られており、通常の紙パックよりも強度を増したものも出てきています。
出典:http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1210/spe1_03.html
見たことがあるという人も多いのではないでしょうか?
ですが結局このカートカンも炭酸飲料には使うことができる強度には至っていません。
もし今後紙パックで炭酸飲料が出てくるとしたら、コスト面の問題をクリアできる新しい開発や発明があれば可能性があるということですね。
ですので今後出てくる可能性もゼロではないと思います。
最後に
紙パックで炭酸飲料がない理由がなぜなのかについてや今後紙パックで炭酸飲料が出てくるのかの可能性についてでした。
とりあえずは紙パックで炭酸飲料が発売される可能性はまずないですが、もし発売されるとなった場合はいつもの紙パックの形状とは違うものでしかも衝撃に耐えられるように硬いものになるでしょうね。
そうなったらいつもの知っている紙パックとはもう言えないのではないかと思いますので、残念ですが現状の紙パックでの炭酸飲料は発売されることはないかなと思いますね。
ですが今後ペットボトル、缶、ビン以外の容器での炭酸飲料の発売の可能性はあると思いますので、今後の開発や発明に期待したいですね。