MKタクシーというタクシーをみなさんは知っていますか?
同じタクシーに乗るなら料金が安くて割引がある方が当然いいですよね。
MKタクシーは一般タクシーに比べて安く、わざわざMKタクシーのハートマークを探して乗るという人もいるようです。
出典:http://fanspace2011.blog.fc2.com/blog-entry-39.html
MKタクシーは、
1960年に創業し、創業当時の名称である『ミナミタクシー』と後に併合した『桂タクシー』の頭文字を取ってMKタクシーとなりました。低運賃や運賃の多様化の「きっかけ」を創った企業として有名で接客マナーの良さも評判で固定客も多いです。
乗ったことがある人ならどうしてこんなに料金が安いんだろうかと不思議に思ったことがことがあると思います。
どうして他に比べて安い料金でやっていけるのかについては、どうやらMKタクシーの企業の体質が理由になっているようです。
気になったので調べてみました。
きもの割引はドライバー持ち?
MKタクシーには「きもの割引」という割引があります。
きものとはそのまま着物のことです。
MKタクシーは元は本社は京都にあって、独創的な経営・サービスで京都のタクシー会社の大手の一つとして成長しました。
そして既存企業にはないアイディアとして打ち出されたものの一つが「きもの割引」です。
着物を来ている方はメーター1割引きという内容で京都ならば舞妓さんや着物を来ている人も多いので画期的なアイディアとなりました。
ですがその1割引は当然経費として会社が負担していると思われましたが、どうやらドライバー持ちだというのです。
京都でMKタクシーに乗ったら、運転手さんがパネルの「着物」ってとこを押したので「普通でいいです」と断った。着物割引は運転手さん個人で負担しなきゃいけないって聞いたから。確かめたら、やっぱりそう。こういうのって会社負担じゃないの?って思う。着物の人が来たよチェッって思われたくない。
— きくちいま (@imappage) 2013, 8月 2
割引を断るっていうのはすごいですよね(笑)
普通はやっぱり安いほうがいいですもの。
そして驚いたことに経費がドライバー持ちというのはこれだけではないというのです。
安い理由はブラック企業の体質だから?
タクシー業界の規制緩和の流れを生み出したMKタクシーですが、なぜここまで安い運賃でやっていける理由には経費を払っているのがドライバーだからというのが大きな理由でした。
他社では会社側が負担するような、
・車両代
・整備費
・保険代
・ガソリン代
などなどそのすべてを負担しているのがドライバーなのです。
だから料金を安くすることができるわけです。
こんなブラック企業な体質で問題が起こらないのかと言われると実際に90年代に問題視もされて、実際に退職者から
10分以上の停車を休憩時間として扱うほか、飲酒検査や点呼、帰社後のタクシーの洗車時間を労働時間に含めていない
として提訴されたこともあります。
ですがここで言いたいのは運転手側と利用者側での見解の相違もありますので、MKタクシーのブラック企業の体質がひどいということではなく、割引も企業側が指定しているので仕方がないのですから利用者側はそれを理解した上でMKタクシーを使ってあげるというのが一番良いことだと思います。
MKタクシーに乗るには?
2001年にGPS無線自動配車システム装置を導入しており、MKコールセンターに電話することで利用可能です。
【コールセンター】
東京 03-5547-5551
大阪 06-6452-4441
名古屋 052-912-5489
福岡 092-713-2229
札幌 011-860-4141
京都 075-778-4141
0774-53-5489(宇治・城陽)
滋賀 077-526-4141
※番号が変わっている可能性もあります。
くわしくはこちらを参照⇒MKタクシーホームページ
最後に
タクシーをよく利用されているという方やまったく知らなかったいう人もいると思いますが、どうせ使うのであればやはり料金が安い方がいいですよね。
企業とそれに雇われる運転手、そして利用者の見解は違いますので割引が申し訳ないと思うよりもたくさん使ってあげるというのが一番だと思います。
気になる方はぜひコールセンターに電話して利用してみてください。