ゴールデンウィークという事で、通勤・通学ラッシュの満員電車に乗らなくていい!とウキウキしている人も多いかと思います。
といっても祝日勤務の仕事をしている人もいますので、「普段よりガラガラの電車に乗って、ゆっくり座れた」という人もいます。
それとはまた別のところでTwitterでは「休日ダイヤだという事忘れてた!」「休日ダイヤでいつもより20分も早く着いた」といった感じの、悲喜こもごものメッセージが見られます。
そもそもダイヤや休日ダイヤって具体的にどういうものなのか、どうして祝日になると運行時間が変わるのか、意味がよく分からないという人もいるでしょう。今回は休日ダイヤの意味や運行時間が変更される理由についてを紹介したいと思います。
ダイヤや休日ダイヤってどういう意味?
ダイヤという言葉は、「鉄道ダイヤグラム」を略して言われる言葉で、「運行工程」というのが本来の言い方です。日本では時刻自体を指して「ダイヤ」と呼んでいます。
ダイヤは、平日ダイヤ、土休日ダイヤ、休日ダイヤ、全日ダイヤなど、曜日別に多数あります。
全日というのは年間変わらない運行、という意味です。
平日ダイヤは朝夕に本数を多く走らせ、終電を遅くしています。
通勤ラッシュや、深夜ですと残業で遅くなったサラリーマンのために走らせているのです。変わって土休日ダイヤになりますと、朝8時頃から徐々に本数を増やしていき、18時を過ぎた辺りから減らしていきます。
次の日が平日だった場合は、早めの就寝を取るために早く帰宅する人が多いようです。
ですので、遅い終電は設定されていないそうです。
生活リズムが多種多様になった現代ですが、やはり多くの人の生活スタイルはみんなあまり変わらないという事なのでしょうか。ダイヤはそういった事を考えられて、作られているのですね。
ダイヤとはその曜日別などに定められた運行工程のことで、休日ダイヤは平日ダイヤとは違い本数が少ないというわけです。
祝日に運行時間が変わる意味は?
「休日ダイヤなの忘れて、1コマ目に間に合わなかった」「休日ダイヤだった。快速来ない…待ってられないので歩いて行く」等々…大学生は祝日も講義があるので、うっかり”休日ダイヤの罠”にかかって遅刻するパターンが多いみたいです。
どうして祝日や休日になると、休日ダイヤとなって運行時間が変わるのか意味を説明すると、平日は通勤や通学で、たくさんの人が公共交通機関を利用します。
人が多いので、混雑をできるだけ緩和するため、平日の朝と夕方は多くの電車やバスを出さなければいけません。ですが、休日(日曜、祝日、振替休日)になると、利用する人が減ります。逆に日中はショッピングや観光客など、出かける人が増えるので、休日でも昼間の時間帯は本数を多く走らせています。他にも大晦日など、季節ごとの繁忙期にダイヤが変更される場合もあり、これは季節ダイヤと言われています。
都市圏ではこのように平日ダイヤ、休日ダイヤ等分けられていますが、地方では人口が少ないので本数が元々少ないです。休日ダイヤという意味は、地方では朝夕の本数が2,3本減る程度の変更しかありません。田舎ではその2,3本を忘れると、1時間待ちといった悲劇に見舞われますけどね。
なので休日ダイヤで時間が変わってしまったりして、いつもの平日ダイヤだと思っていた人が電車に乗れなくて遅れてしまうというような例が発生してしまうわけです。
通勤時の混雑を避けるための平日ダイヤと祝日などの休日ダイヤでは運行時間に差が出てしまうというわけですね。
まとめ
ダイヤ、休日ダイヤや運行時間が祝日になると変わる意味について説明しましたが、いかがでしたか?
ついつい祝日という事を忘れて、休日ダイヤに翻弄されて大慌て…という事にならないよう、スケジュールには余裕をもって行動するようにしましょう。
さらには休日ダイヤであるかどうかは告知がされますので、前もって休日ダイヤかどうかを確認して予定に遅れてしまわないようにしましょう。
以上、休日ダイヤの意味や理由についてのまとめでした。