休みがちになった万里花は楽に本当の思いを聞こうとするも倒れてしまい、ここが限界だと九州に強制送還されてしまいました。
なぜ体調が悪くなると強制送還されるのか、万里花の母親や万里花の病気についても謎がようやく明かされていこうとしています。
ニセコイ181話のあらすじやネタバレはこちら
万里花がいなくなり、どうにか九州へ強制送還された万里花の情報を得られないかと楽は去年高校にやってきた万里花の友達の御影に電話をします。
ここからは182話のあらすじやネタバレになります。
本編を読むまえにネタバレを知りたくないという人は気を付けてください。
182話ではついに楽は万里花の病気や強制送還についても真実を聞かされます。
なぜ万里花はそのことを黙っていたのか、御影はなぜそのことを楽に教えてくれるのかなどが分かります。
182話「ケイヤク」。
さっそくいってみましょう。
182話のあらすじやネタバレ
「お姉さんがなんでも教えちゃるけん」
と御影は万里花のことについて話してくれました。
なぜ万里花が九州へ強制送還になってしまったのかについては、
万里花の母親と交わした絶対の”契約”があったからです。
万里花の家は九州でも指折りの歴史ある武家の家系で、地元では知らない人がいないほどなんだそうです。
その現当主が万里花の母親です。
代々女性が当主を務める家で、昔から身体の弱い血筋で万里花も例外ではなく身体が弱いのです。
本来ならば結婚相手を選ぶこともできない将来でしたが万里花は楽と出会いました。
自分が結婚できる年齢になったら一条楽が通っている高校へ通わせて欲しいと母親に交渉します。
本来なら認められるはずのない交渉ですが2つの条件付きでそれが許されたのです。
1つは、万里花の体調が悪くなって高校へ通うのが不可能と判断された場合、即刻強制送還されること。
もう一つは、
身体の限界が来る前に相手を口説き落とせたら結婚は認める。
ただし口説き落とせなかったら強制送還の後に母親が決めた結婚相手と即結婚、そして今後二度と母親の意向に逆らわないことを誓うことでした。
母親と万里花が会話したのも7歳の時が初めてでした。
どうしても母親に会ってみたいと万里花が誕生日にプレゼントを渡したのですが、もっと話したいともう一度母親を見に行くとプレゼントを破り捨てている母の姿を目撃します。
母親にとって万里花は家を存続させるための道具に過ぎませんでした。
なので結婚も躊躇なく、明日40歳過ぎたバツ1の社長とすることが決定していると。
万里花がなぜその条件を呑んだのか。
それはそうでもしないと同じ高校へ通うことができなかったからです。
これは万里花の一世一代の勝負でした。
そしてなぜそのことを楽に伝えなかったのか。
万里花はそのことを周りに話して同情されたり哀れみを抱かれるのが嫌だったのです。
そして楽にそのことを話して無理に手に入れても意味はないと思っていたからです。
御影は楽たちがそれを知る権利があると、そして万里花を助けてくれるなら力になりたいと話します。
その話を聞いて楽は本当に自分に万里花を助ける資格があるのかと悩みます。
例え万里花が臨んだ結婚でなくても、運命を受け入れた万里花の邪魔をしてさらにはその後で「付き合えない」とでも言うのかと。
困った人がいたら脊髄反射で助けるのが楽ではないのかと。
それがいつも楽だと、考えるのは助けた後にしろと言います。
そして楽たちは万里花を助けに九州へ乗り込むことを決意します。
ここで182話のあらすじやネタバレは終わりです。
182話の感想
いったいどんな母親なのか、万里花とどんな会話をするのかも気になるところです。
そして助けにいくことになった楽たちと母親がどんな話し合いをしていくのかにも注目です。
万里花の病気は命を落とすことはないということですが、学校へ通えなくなるくらい病弱だということは変わらない事実のようで少し心配です。
これからの展開も楽しみですね。