魚臭症候群という言葉を知っていますか?
「ザ!世界仰天ニュース」で紹介された体から魚が腐ったような臭いがするというトリメチルアミン尿症という病気ですね。
魚臭症候群という体臭ですが、
誰でも体のどこからでも臭いがでるものです。
それにはいろんな特徴があり、体臭で悩んでいる人の中にはもしかしたら自分は魚臭症候群なのではないかと気にしている人もいるのではないかと思います。
私も魚臭症候群と聞いて、体臭はしっかりとチェックしていきたいと思っているので自分が当てはまる可能性などもあるのかどうかが気になりました。
症状などでわかるのであれば知りたいという人もいるでしょうし、原因は何があるのかなどもちょっと調べてみました。
参考になれば嬉しいです。
魚臭症候群の症状や原因は?
一番気になるのが、今自分が魚臭症候群の症状です。
現在体臭に悩んでいるけど、もしかしたら魚臭症候群なのかもしれないという人は症状が気になりますよね。
まず魚臭症候群なのかどうかをチェックするための症状なのですが、
残念ながら魚臭症候群だと断定できる詳しい症状はわかりません。
本当に魚が腐ったような体臭がするというだけなのです。
ですが、一番わかりやすいのがこの魚臭症候群はトリメチルアミン尿症と言われており、おしっこをしたときにその魚が腐ったようなにおいがはっきりとわかります。
なので普通のアンモニア臭の中に微かにでも魚の腐ったような臭いを感じ取れた場合は魚臭症候群の可能性があるというわけです。
息が魚臭いと言われる人も多いようですね。
この魚臭症候群は欧米の方で多く、日本では症状があるという人は少ないと言われていますが実際に日本にもいます。
そしてその原因は、
ほとんどが遺伝などによる代謝の異常なんだそうです。
レシチンという脂質が、腸内細菌の酵素によりトリメチルアミンという物質に分解されて、呼気や汗や尿の中に排泄されることで特異的な体臭を放ちます。
あるときをきっかけにして魚臭症候群で臭いが出てきて、歳を取るごとにその強さを増していくということです。
赤ちゃんのときから魚臭症候群の疑いもあり、体からすでに魚の腐ったような臭いがして尿検査でトリメチルアミン尿症だとわかるのだと言います。
なのでいち早く気付いたら食べ物などの食事制限や治療をしていくことが必要なのです。
実際に自分が魚臭症候群なのではないかと疑いがある場合は、尿検査をおすすめします。
昭和薬科大学ホームページなどでメールなどで対応してくれて、検査キットなども送ってくれますのでぜひ見てみてください。
⇒魚臭症候群,魚臭症,トリメチルアミン尿症,Trimethylaminuriaの日本におけるホームページ
魚臭症候群には食べ物ではパイナップルが効果的?
魚臭症候群だとわかった場合ですが、
やはりその魚臭症候群での体臭を抑えるために食べ物を制限することが必要です。
悪臭の原因物質であるトリメチルアミンなどを体が分解できていないので、その原因物質をあまり食べないことが重要となります。
食品中の重要なトリメチルアミン供給源の一つであるコリン、消化管でトリメチルアミンになる物質であるトリメチルアミンオキシドを含んだ食べ物を抑えることが効果的です。
卵黄>肉および魚>全粒粉>穀物製品>野菜や果物>牛乳およびヨーグルト>油および脂肪
というような感じで一番その魚臭症候群として臭いの原因になる卵黄を摂らないようにして、魚や肉も抑えるような食生活が必要になります。
そして実際に40代で魚臭症候群だという人のブログで、食べ物にはパイナップルがおすすめだと言っています。
⇒さくらの魚臭症克服ブログ
生のパイナップルを毎日食べたり、ジュースにしたりして摂取しているということです。
パイナップル酵素を自分で作るという動画なども紹介しています。
この人によると、
魚臭症候群はタンパク質を分解する酵素が足りないために起こる現象なので、パイナップルはタンパク質を分解する酵素が含まれているので効果的なんだそうです。
そしてパイナップルをずっと生で保存しておくことは難しいので、芯を取って4つくらいのブロックにして、タッパーに保存したりすると5日にはもたせられたり、さらには冷凍しても良いということです。
気になるという人はパイナップルを食べてみてはどうでしょうか?
最後に
この魚臭症候群はとにかく症状が魚の腐ったような体臭というだけしか特徴がなく、とくに命に別状はないということであまり注目されてこなかった病気なんだそうです。
ですが体臭がきついというだけが、それが本当に生活には大きな影響がでます。
実際に調べてみると「もう死にたい」と深刻に考えている人や、息を吐くだけで魚の腐ったような臭いがするので息をするのも我慢しながら生活しているという人もいます。
今後代謝異常という症状が改善できるような治療法が出てくることを願っていますし、私も魚臭症候群の周知や対策などをしていけたらなと思いました。
気になっているという人や周りに悩んでいる人がいたらぜひ力になってあげましょう。