「退職金 もらった瞬間 妻ドローン」と詠めば、きっと皆さんクスッと笑ってしまいますよね。
今年話題になったドローンと、
ドロンするという昔流行った言葉を掛けていて評価が高かった作品で2016年、29回の大賞作品です。
毎年の恒例となったサラリーマン川柳が、今年も発表されました。サラリーマンの悲哀や世相、流行語を使ったサラリーマン川柳は毎年とても人気で、29回目は応募総数3万9551句、これまでの応募総数は104万句もの川柳が寄せられたそうです。
毎年恒例のサラリーマン川柳ですが、読み流すだけでどこに応募すればいいのかよく知らないという人も多いと思います。
また投票で大賞が発表とされていますが、どこで投票しているのか分からない人も多いでしょう。今回は、サラリーマン川柳の応募方法や投票についてまとめましたので、紹介します。
サラリーマン川柳とは?
サラリーマン川柳は、第一生命が毎年行っているコンクールで、1987年から始まりました。
俳句と違って、日頃思う事、感じることを五・七・五の十七音に自由に表す事ができるサラリーマン川柳は、サラリーマンの苦悩を笑い飛ばすような川柳、夫婦に関する事、今の世相をピリリと表現するなど、たくさんの川柳が応募されています。
出典:https://twitter.com/s_senryu
大賞作品だけではなく、入選作品にも、思わず膝を叩いて笑いそうになる作品が揃っています。
例えば29回2位「じいちゃんが 建てても孫は ばあちゃんち」同じく4位「娘来て 誰もいないの? オレいるよ」など、ちょっと苦笑いしてしまいそうな作品ばかり。
最近は「あまりにも自虐的で笑えない」といった意見も見られますが、それだけたくさんの人がサラリーマン川柳を見聞きしていることの表れでもありますね。
ぜひ応募してみたいという人も多いのではないかと思います。
サラリーマン川柳の応募方法は?
大賞作品や入選作品を見て「自分もちょっと応募してみようかな」と思った人もいるでしょう。
サラリーマン川柳は、第一生命の「生涯設計デザイナー」が持っている所定の応募用紙に記入して渡すか、郵送でも受け付けています。また、インターネットからの応募も可能です。募集期間は毎年10月〜11月くらいの間に募集を行っています。
またサラリーマン川柳というからには、サラリーマンしか応募できないのか、と思う人もいるでしょうが、そんな事はありません。
サラリーマン川柳はOLや主婦、学生でも応募できます。
具体的には、成人、結婚している未成年、仕事に就いている18歳以上の未成年が応募対象となりますので、学生が応募することはできません。また、第一生命の社員やその家族も応募対象から外れます。
サラリーマン川柳に応募した作品の中から、毎年2月頃に「全国優秀100作品」が紹介されますので、その中から「私が選ぶサラ川ベスト10投票」として、投票を行います。
そこで投票数の高かった10作品が「全国ベスト10」として発表されます。投票方法は、第一生命のWebサイトと、第一生命が配布している専用用紙で受け付けています。
⇒第一生命のwebサイト
サラリーマン川柳歴代1位作品を紹介
最近のサラリーマン川柳の歴代1位はどんなものがあるのか少し紹介したいと思います。
第28回(2015)
・皮下脂肪 資源に出来れば ノーベル賞
女性の天敵、皮下脂肪!確かに資源に出来たら地球にも優しく自分も嬉しくの一石二鳥なのに!
第27回(2014)
・うちの嫁 後ろ姿は フナッシー
27回大賞作品です。2014年はフナッシーが大流行した年でした。そういった事を思い出させてくれるのが、サラリーマン川柳の面白い所ですよね。
第26回(2013)
・いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦
うまい!と投票した人は皆、膝を叩いたのではないでしょうか。一体みなさん、どうやってこのような言い回しを思いつくのでしょうね。
第25回(2012)
・「宝くじ 当たれば辞める」が 合い言葉
いかにもサラリーマンらしい川柳で、そうそう、と頷いた人も多いでしょう。そうした人たちが夢を描いて、毎回宝くじ売り場へ足を運んでいきます。
第24回(2012)
・久しぶり〜 名が出ないまま じゃあまたね〜
これも、あるあるですね。やはり投票数が最も多い句は、たくさんの人に「あるある!」と頷かせるものばかりです。
過去5年間の歴代1位の作品を紹介しましたが、どれも個性的で面白い句ばかりですよね。
見ていると、自分も何か考えようかな、といった気持ちにさせてくれます。歴代1位の作品だけでなく、入選作のサラリーマン川柳もとても面白いので、気になる人は今後もチェックしてみましょう。
まとめ
サラリーマン川柳について、応募方法や歴代1位の作品を紹介しました。最近では、スマートフォンのアプリ「サラリーマン川柳」もあり、歴代の作品やテーマ別での作品を見ることもできるそうです。
夫婦やサラリーマンのほろ苦い日常、流行や世相などを川柳にしたためて、あなたもサラリーマン川柳に応募してみませんか?
サラリーマン川柳についてのまとめでした。
コメント
策もはて 脱サラよぎる 過労死ダ
社会人 ネクタイ片手に 一人相撲