ものの歩29話です。
28話を振り返ると、
百合峰は藤川が成長しているのと同時に、飛車を捨てようとしない相変わらずの将棋なのを確認してつい笑ってしまいます。
⇒ものの歩28話のあらすじやネタバレは?読んだ感想も
そして藤川も本当は自分と遊びたかっただけだった百合峰のことを理解していることを本人に伝えます。
ここではあらすじをネタバレで書いていきます。
ネタバレが嫌いだという人はご注意ください。
感想なども書いていますので良ければ読んでいってください。
ものの歩29話「信歩の将棋」。
さっそく行ってみましょう。
ものの歩29話のあらすじやネタバレ
藤川は百合峰と将棋を指していると、自分は子供のとき百合峰とどんな気持ちで将棋を指していたのかと思いだしていました。
いったいどんな顔をして将棋を指していたのかと。
そしてほんの少しだけわかったのでした。
将棋は楽しいと。
百合峰もここまで藤川に自由に指されると敵わないなと思います。
部長には勝つと約束しましたが、守れないかもしれないと。
信歩と仙國の将棋も、信歩は仕掛けないと勝てないと果敢に仕掛けます。
仙國が先に敵陣を突破しますが、信歩はその間に端を攻める準備をしていました。
元々穴熊の弱点は端なのですが、
自ら矢倉を崩して新たな選択肢を選ぶという信歩の将棋は今までの戦いからは考えられず、さらにはありえない戦法でした。
終盤の思考力だけではなく、無理筋の攻めを読みだけで強引に形にしようとする大胆な戦術が信歩の将棋だとようやくわかります。
この勝負の間に信歩は成長したのでした。
仙國の中では決して信歩の将棋ではこの矢倉のままで穴熊を突破するだけの力などありはしないと思っていました。
まるでAIの将棋というよりは野生の獣と戦っているような、追い詰められた野獣がここぞとばかりに力を見せたのです。
そして端を突いて、ついに穴熊の城壁を崩しにかかります。
果たして信歩は仙國に勝つことができるのでしょうか?
ここまでものの歩29話のあらすじのネタバレです。
ものの歩29話の感想
思った以上に藤川と百合峰の回想の話がなかったですね。
もっといろいろ子供のときにどんな話があったとかエピソードがあるのかと思ったのですが、どうやらこのまま終わりのようで少し微妙です。
仙國と信歩の方はなんとなくわかっていた話なので、藤川と百合峰の話がこれ以上ないということは百合峰も奨励会を目指すという可能性は低くなったと言って良いかもしれませんね。
まだ対局が終わったわけではないので、この後百合峰が藤川に今までの思いをぶつけるように話を続ける可能性もありますのでそこに期待したいと思います。
信歩に関しては何も心配していないので、新たな成長を見せて勝利ということで問題ないですね。
気になるのがみなとが信歩の成長にドン引きしているところですね(笑)
ちょっとヤバいんじゃないの!?
って感じの顔をしていました。
それほど信歩の成長を脅威だと感じたということだと思います。
2人の奨励会編が描かれるのかわかりませんが、やるならぜひ見てみたいですね。
ものの歩29話の感想でした。
最後に
藤川は百合峰と改めて将棋を指して、将棋が楽しいものだというのを再認識しました。
そして信歩もさらに成長し、終盤力だけではなく大胆な戦術を自身の読みの力を活かして強引に形にするなど力を引き出しました。
信歩と藤川は勝つことができるのでしょうか?
続きを楽しみにしましょう。
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