マイクロソフト更新アップデートの確認やトラブルの対策は?

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この2.3年マイクロソフトWindowsの更新(アップデートなど)で、導入後に深刻なトラブルが起きる例が、数多く発生しています。

更新導入後に再起動を際限なく繰り返す、ブルースクリーン(画面全面が青い画面となり、リセットか電断以外は、全ての動作を受けつけない状態)が出る、再起動不能など、非常に深刻な事態が発生する場合があるのです。

パソコンのOSでは、マイクロソフト社のWindowsが圧倒的なシェアを持っているだけに、ユーザーにとってこのようなトラブルは非常に困ります。

そこで今回はマイクロソフトの更新アップの確認や、トラブルの事例、そしてトラブルの対策などを書いてみたいと思います。

マイクロソフトの更新とアップデートの確認方法

まずマイクロソフトの更新するための、アップデートの確認の仕方など知っている方も多いかもしれませんが確認しておきます。

マイクロソフト社のWindows更新は、「Windows Update」というプログラムから行います。

このプログラムが既にスタートメニューに入ってれば、問題はないのですが、スタートメニューにない場合などは、以下の方法で「Windows Update」を実行します。

1. [Windows Update] を開くには、[スタート] ボタン [スタート] ボタンの画像 をクリックします。検索ボックスに「更新プログラム」と入力し、結果の一覧の [Windows Update] をクリックします。(Windows7の場合はWindows Updateの設定や更新プログラムの設定から「更新とセキュリティ」からでもできます。)

2.左側のウィンドウで [更新プログラムの確認] をクリックし、コンピューター用の最新の更新プログラムが Windows で検索される間、しばらくお待ちください。
Where-is-Windows-Update5出典:http://imagingsolution.net/program/windows8/where-is-windows-update/

3.重要な更新プログラムが提供されたことを示すメッセージ、または重要な更新プログラムの確認を求めるメッセージが表示された場合は、メッセージをクリックして確認し、重要な更新プログラムを選択してインストールします。

4.一覧に表示された重要な更新プログラムをクリックし、詳細情報を確認します。インストールする更新プログラムのチェックボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

5.[更新プログラムのインストール] をクリックします。

Windows8での確認を詳しく書いている方がいましたので、そちらも紹介しておきます。
⇒イメージングソリューション

ライセンスに対する同意を必要とする更新プログラムの場合は、ライセンス条項を読んで内容に同意し、[完了] をクリックします。 管理者のアクセス許可が必要です 管理者のパスワードまたは確認を求められた場合は、パスワードを入力するか、確認情報を提供します。

尚、このWindows Updateをスタートメニューに入れたい場合は、Windows Updateのリンクファイルを作製しそれを、

「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu」

の任意のフォルダにコピーします。

「C:\Users\(ユーザー名)\スタート メニュー」

でもよいのですが、こちらはたまにスタートメニューに表示されない場合もありますので、上の方が確実ですね。

マイクロソフト更新の際のトラブル事例

マイクロソフト社のWindowsでの更新時の深刻なトラブルは、Windowsの初期にはあまりなかったのですが、Vistaあたりから急激に多くなってきました。

Vistaで最初の大きなトラブルは、3.4年前の事ですが、更新導入後に再起動を繰り返し、Windowsが起動できなくなるというものだったと思います。

その後Windows7や8の時代になっても、これらの大きな障害が発生する例が相次いでいます。

2014年8月にもこれらの重大トラブルが発生しています。

2014年8月11日~13日のWindows Updateの場合は、更新適用後にパソコンを再起動すると、2度目の再起動でパソコンが起動しない、ブルースクリーンが発生するなどの致命的な不具合がありました。

この更新で問題が発生したのは、以下のパッチです。

[MS14-045]カーネル モード ドライバーのセキュリティ更新プログラム(KB2982791)

Update to support the new currency symbol for the Russian ruble in Windows(KB2970228)

August 2014 update rollup for Windows RT 8.1, Windows 8.1, and Windows Server 2012 R2(KB2975719)

August 2014 update rollup for Windows RT, Windows 8, and Windows Server 2012(KB2975331)

又、「Windows 更新プログラムの構成に失敗しました。変更を元に戻しています。コンピューターの電源を切らないでください」というエラーが Windows 更新プログラムをインストールしようとすると発生する、というケースもありました。

その後もマイクロソフトWindows更新では毎回のように大小のトラブルが続いていますが、これらはその後の更新の更新リリースで改善されました。

このような状態ですので、マイクロソフト社のWindows更新後には、各種情報に気を配り、現在適用している更新ファイルに、トラブル発生の情報があった場合は、速やかに新更新ファイルの適用や、その他の対策などを取るべきでしょう。

勿論これらのトラブルは、更新を適用した全てのユーザーに発生するわけではなく、実際に発生するのは一部のユーザーのみです。

しかし、そのような不幸な事例が現実にあるということだけは、頭に入れて置くべきでしょう。

マイクロソフトの更新でトラブルがあった場合の対策

jkkj
もし不幸にして、マイクロソフト社のWindows更新後にトラブルに見舞われた場合の対策を、幾つか書いてみます。

1 まずはトラブルの発生した更新ファイルをアンインストール

アンインストールの方法は、Windows7の場合は「プログラムの追加と削除」で、「インストールされた更新ファイルの表示」をクリック、該当ファイルを選択します。

これだけでトラブルが解消される場合が多いのですが、問題のある更新ファイルの特定が困難な場合は、その月に適用した全ての更新ファイルをアンインストールするという手もあります。

その後、マイクロソフトなどから、問題のある更新ファイルの発表、又は修正した更新ファイルが発表されれば、それを適用します。

2 システムの復元を行う

DVDやDCなどの外部メディアから起動し、スタートアップ修復や「システムの復元」を行い、該当更新プログラムのインストール前の状態に戻します。

3 バックアップツールでバックアップしたファイルがある場合は、リストアを行う

勿論この場合は、更新ファイル適用前の状態のファイルを使用します。

このバックアップファイルからの復元は、ほぼ100%確実に前の状態に戻せますので、最も確実な方法です。

4 セーフモードでパソコンを起動し(それが可能な場合のみ)、そこから1のトラブルのある更新ファイルのアンインストール、或いはスタートアップ修復や「システムの復元」、Windows回復コンソールの使用などを行う

5 Windows Update トラブルシューティング ツールを利用

これは「このトラブルシューティング ツールは、Windows Update の問題を自動的に検知して修正します。」というものです。

しかしこれ単体ではあまり効果はなかったという、レポートもあります。

6 Windows10限定だが「Show or hide updates」というトラブルシューターを発表しているのでこれを使う手もある

7 Cドライブの残り容量を増やす、圧縮している場合は圧縮しないようにする、Tempファイルの削除

これはWindows更新ファイルでのトラブル用というよりは、Windows使用時の心得のようなものですね。

上記の中で最も確実なお勧めの対策としては、3のバックアップツールでバックアップしたファイルを使用して、リストアする方法です。

対策としては以上が主なものですが、これ以外にも幾つかの方法はあるようです。

但し、専門的な知識や経験が必要だったりしますので、あまり一般的ではありません。

なので、それらは今回除外して説明させてもらいました。

まとめ

こうしてマイクロソフト更新のアップデートの確認やトラブルの対策などを、見てきました。

つくづくと感じるのは、マイクロソフトWindowsというのはトラブルが多いOSだな、ということです。

しかしパソコンのOSとして、トラブルがないものなどあり得ません。

MacOS(UNIX Macバージョン)もトラブルの塊ですし、Linuxにもバグは沢山あるでしょう。

とはいえ、起動できなくなるなどの致命的なトラブルを、何度も発生させるような更新ファイルというのは、事前のテストなどは行っているのかとさえ、思ってしまいます。

もし不幸にして、上記のようなトラブルに遭遇した場合は、慌てずに現在取り得る対策をじっくりと考えるべきでしょう。

もっともそれもパソコンが起動しないと、対策の検索すらできないのが、難しいところですが・・・

以上でマイクロソフト更新アップデートの確認やトラブルの対策は?を終わります。

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