凍牌人柱篇の12巻が発売されましたね。
この凍牌は本当に面白いというかすごいという感想しかないのですが、楽しみで楽しみで仕方のない漫画です。
ありえないと思ってしまうような世界ですが、
その中で命を賭けた壮絶な戦いは毎回驚きの連続です。
凍牌は人柱篇に突入しましたが勢いは衰えるどころかむしろ増していますね。
続きが気になっている人も多いのではないかと思いますので、12巻の内容の軽いネタバレと感想など書いていこうと思います。
まだ12巻を読んでいないからネタバレは知りたくないという人はご注意ください。
凍牌人柱篇12巻のあらすじやネタバレ
ついに始まったラスはロシアンルーレットの半荘。
12巻ではKがアイに振り込んだところで、ラスは誰なのかとというところからスタートです。
凍牌(とうはい)~人柱篇~ 12 (ヤングチャンピオン・コミックス)
Kはアイに差し込み、ドラ1枚でもあればKがラスということろ。
アイにドラはなくラスは結局宮地組長でした。
振り込まなければアガリは高津で、高津に命令だから手をあけろと言われてKは手を見せます。
なんとKはラスを覚悟してアイに差し込みに来たのです。
高津にだけはトップを取らせないというKの強い意志の表れでした。
それを見た宮地組長は自分は場違いみたいだなと軽く銃の引き金を引いて何事もなかったかのように立ち去ろうとします。
「おっと忘れもんだ」
リタイヤでそのまま帰るのかと思えば、なんと持っていた銃の引き金をもう一回引きました。
なんとサービスだと2回も引き金を引いたのです。
それでも弾は出ませんでした。
若干15歳。
「じゃっ またな」と言い残して立ち去ります。
高津は「あれは強くなるな」とKに言います。
ですが一人欠けてしまいました。
次の対局者はどうするのかというところで挙手したのは優でした。
そして座る前に提案があると言い出します。
「これからは誰かが死ぬまでメンバー交代もリタイヤもなし」にしないかと。
高津はそれを聞き入れます。
何を言い出すんだとKは焦るんですが、高津は優が自分の命を取りに来た刺客だとすぐに悟りました。
そして3回ごとに席替えをする形で対局開始。
東家からアイ、高津、優、Kの順です。
アイは少しやりづらいようでした。
それは優が”死のうとしている”のが目を見ればわかったからです。
優は下家で高津がツモる手に被せて早ヅモしようとします。そして鳴ける牌があるときはそれをやめます。
そうすることで鳴ける牌があるんだぞと高津へプレッシャーをかけようとするのですが、高津には関係ありませんでした。
優からいきなり16000のアガリ。
ハコ割れはロシアンルーレット2回です。
これだけはどうしても避けたいところ。
ですが今度はKのサポートしようとして高津に振り込み、さらにはKが優に振り込もうとするのですが多面待ちに気付かずにまさかのフリテンチョンボをしてしまいます。
チョンボはマンガン支払いのルール。
これで優はハコ割れでロシアンルーレットを2回引きます。
「死んじゃったらゴメンね…」
優にはまだやり残したことがあるとまだ死ぬわけにはいかないと思いながら引き金を引きます。
そして2回とも弾は出ずに生き残りました。
高津は今後チョンボをしたら3回引き金を引かせるというルールを付け加えます。そうしないとKへのサポートをしようと何度もチョンボが発生してしまうからです。
続いて優は同じように高津を邪魔して、
そしてKのサポートを続行します。
ラスを引くことをなんとも思っていない優。
このままでは間違いなく優は死にます。
優の狙いは何なのか。
Kはなんとか優からアガらないようにしたりしますが、高津も押してきてカンドラも入る局面でもし裏ドラが3つ乗ればまた優がラスになるかもしれないのですが優の差し込みにKはアガりました。
しかし無情にも裏ドラは3つ乗ってしまいまた優がハコラスになります。
「ケイトップじゃん 良かった」
と笑ってみせる優。
今日だけでなんと5回のロシアンルーレット。
優は怯えながら引き金を引きます。
…弾は出ませんでした。
そして次はKの方を見て、ゆっくり微笑みながら引き金を引きました。
弾は………出ませんでした!!!
なんとか生き残った優。
Kには優が何かをしようとしているのがわかっていました。
”高津殺しの賭け”をしようとしているのを。
だからさっきも優を信じてアガったのです。
対局は続きます。
高津の親でいきなりダブ東から切り出し、良い手なのがわかるところ。
今度は打って変わって優も仕掛けます。
高津から見て優は自分の親を蹴りに来ていて中のみの1000点。同じくKは3副露でタンヤオドラドラの3900点という読み。
高津の手もテンパイしリーチします。
リーチすれば優はオリるしかなく、Kも手牌は4枚しかなくこちらが有利だと思ったのです。
ですが優は無筋を切り飛ばしてきました。
そしてテンパイだと思ったKからはなんと字牌の白が。
それを優が鳴き、さらに無筋を押します。
そして渾身の命を込めた奇跡の大三元が高津に刺さります。
なんと高津がハコ割れで、ロシアンルーレット2回決定です!!
なぜ優がここで仕掛けるのがわかったのかと高津がKに聞きます。
Kがいなければ間違いなく成功しませんでした。
通しではなくKは局の開始直前に優がヘアバンドを触ったのを見て、テストのときにも同じように「来た これだ」と思ったときにヘアバンドをいじる癖があるのを知っていてサポートしようと思ったのです。
そしてそれはアイも気が付いていました。
早ヅモのフェイクで手を安く見せ、Kがサポートしての大三元が見事に決まったのです。
何も気付かずに打っていたのは自分だけだったのかと、大辻に負けて以来できなかった裏での勝負がようやくできるようになったんだとこんなところで死ねないと思いながら引き金を引きますが弾は出ませんでした。
「3分の1で殺せるほど俺の命は安くねえ」
そして2発目も引き金を引きますが弾は出ませんでした。
すべてを賭けて、すべて上手くいって、ですがそれでも高津は生きていました。
そして席替えした4回戦目。
東家から優、アイ、高津、Kと席順も最悪。
ですが優は覚悟を決めていました。
もうできることは高津を狙い打ち、Kへ差し込むのを死ぬまで続けるだけです。
その顔には焦りもなく、むしろ笑っていました。
Kはもう高津を殺るしかないと、
優からはアガらずなおかつ誰にもアガらせないつもりで打ちます。
予定を早めることにしたのです。
ですが高津はそれに気付きました。
Kは自分のペースをコツコツ時間をかけて乱そうとしているんだと。
自分の麻雀は変えないと、
地道にコツコツ時間をかけて焦らす作戦だったのを予定を変更したのを見て、Kに「焦ってるな?」と言います。
そして見事Kの思惑を看破してアガってみせます。
果たして優はこのまま死ぬしかないのでしょうか?
ここまでが凍牌人柱篇12巻のあらすじやネタバレです。
詳しいところはいろいろ省いていますのでぜひ優がKを助けようと頑張っている姿をぜひ単行本12巻で確認してみてください。
凍牌人柱篇12巻の感想
今回の凍牌人柱篇12巻の感想です。
優がとても好きです。
今回描かれている優は本当に鬼気迫るものがあったり、Kの為に頑張ろうとする姿は本当に見ていて胸が苦しくなるようでした。
優をここに送り出した関は本当に許せません。
それとこの作者さんは頭おかしいですよね毎回。
褒め言葉ですよ?(笑)
どうやったらこんなの思い付くんですかね本当。
優が死ぬところは本当に見たくない…。
続きを読むのが怖くなってきました。
本当に怖くなって読めなくなった人とかいるんじゃないかと思えてしまうほどです。
ですがぜひこの12巻は実際に読んでみてほしいですね。
優が大三元をアガったところなんて鳥肌ものでしたね。
アガる前に優が叫びながら牌を捨てていて、
そりゃ叫びたくなりますよなと思いながら読んでました(笑)
ぜひ読んでみてください。
あとなんでか知らないですけど大三元アガられる前に高津が鳴き方を「泣き方」と言っていますけど誤字ですかねこれ。誰か詳しい人教えてください。
最後に
優は果たして生き残ることができるのか、
高津を殺すしかないと焦るKはこれからどうするのか。
そしていまだ動きがないアイもそろそろ動き出すと思います。
これからどうなるのか全然予想できませんが、続きを楽しみに待ちましょう。
続きの13巻は夏ごろに発売予定となっています。