アスペルガー症候群という発達障害をご存知でしょうか?
先天的なものがほとんどで、
子供のころから変な子だと言われたり、他の子たちから空気が読めないと言われても本人が何が悪いのか理解できないなど様々な症状と特徴があるんです。
大人になって初めて自分がアスペルガー症候群だと気付いたという人もいるくらいです。
先日、「ザ!世界仰天ニュース」でもその内容が放送されて子供のころから常識がないと言われて変人扱いされ、大人になっても社会人としてうまく適応できずに結婚しても娘に迷惑をかけながら生活しているという人の話が放送されました。
私は衝撃を受けました。
アスペルガー症候群という名前を知ってはいましたが、そんな発達障害があるのかと初めて知りました。
まだまだ認知されておらず、
何より自分や自分の周りがそんな発達障害とは気づかない要因がたくさんあります。
基本的には子供の時の特徴など様々な診断方法があるようですが、簡単にその可能性を診断する方法が紹介されていました。
対処法などはないのかなども気になるところもお伝えします。
アスペルガー症候群の特徴は?
アスペルガー症候群の特徴などを詳しく説明すると、
脳の「前頭葉の機能不全」なのではないかとも言われている発達障害で大きな特徴は相手の気持ちになって考えられないことです。
他に子供のころの特徴として
・集中すると時間も忘れて没頭してしまう
・聴覚や嗅覚が敏感で人一倍気になってしまう
・思っていることをすぐに口に出してしまう
・自分の名前を呼ばれるまで自分のことだとわからない
・忘れ物をよくする
・片づけることとは詰め込むことだと思っている
・何度言っても理解しない
・相手の気持ちを考えることができない
などなどあります。
ですが人よりも集中力が高かったりと専門的になれるので勉強はできたり一つのことに突出的な才能を見せることもあります。
出典:http://eventinfo.benkyo-cafe.net/event/15586
子供だから仕方がないと思う行動もよくあり、発達障害などという可能性など誰もわかるわけがないのでそのまま気付かないまま自分がなぜ他人と上手く接することができないのか悩んだりします。
図書館では普通大声でしゃべったり笑ってはいけません。静かに本を読む場所ですし当たり前だと普通思いますよね。
ですがアスペルガー症候群の人は、
それに気付かずに例えば本を読んでいて面白かったら爆笑します。
傍から見れば変な人です。
ですが図書館では静かにしないといけないのかなと普通なら気付くことにもまったく気付かないのです。
だから空気が読めないと言われます。
ルールだと教えてあげないと従いません。
例え従ったとしてもなぜそうしないといけないのか理解していなかったりするのが特徴です。
そのことを本人に伝えても、
「なら大声で笑ってはいけません」
と書いておいてくれないとわからないと言い出すのです。
それでは人間関係も崩れ出します。
相手の気持ちになって考えることができないのです。
大人になっても当然そのままなので、
普通ならできるようなこともできません。
例えば、
・片づけることがイメージできず片づけられない
・ルールを順守し臨機応変に行動ができない
・時間を守れない
・場所をわきまえない行動を平気でする
・書くとき枠内に文字を収めることができない
・期限がないといつまでにやったらいいかわからない
・優先順位を自分で考えられずすぐ混乱する
出典:http://www.setsuyakubu.com/book/kataduke.html
なぜそんなことができないのかということもアスペルガー症候群だとできないままだったりします。
他にも様々な症状や特徴が人によってあったりします。
子供のころに自分がアスペルガー症候群だと気付くことがその人の人生を大きく変えると思いますので、もしそうかもしれないという人がいるなら医師に相談して診断してもらうことをおすすめします。
アスペルガー症候群の簡単な診断方法
もしアスペルガー症候群かなと思ったら医師に相談することをおすすめしますが、簡単にアスペルガー症候群かどうか判断することができる方法があります。
絵を用意して説明してあげてください。
①まず一人の女の子がバスケットにボールを入れます
②そしてそのバスケットを置いてその女の子はどこかにいきます
③他の女の子がやってきてそのバスケットの中に入っているボールを隣にある箱の中に内緒で隠してしまいます。
果たして戻ってきた最初の女の子はボールで遊びたいと思ってどこを最初に探すのかというものです。
この診断方法でなぜアスペルガー症候群だと診断できるのかについですが、
アスペルガー症候群の人は、
相手の気持ちになって考えることができません。
その場で見ている人は戻ってきた女の子がボールがバスケットから箱に移動されたことを知らないのはわかっているのですから、戻ってきた女の子は最初に「自分がボールを入れたバスケットを探すはずだ」と考えますよね。
だって知りませんからそこにボールがないことを。
ですがアスペルガー症候群は相手の気持ちになって考えることができません。
なので見ていることで判断します。
バスケットではなく箱にボールが移動したことを知っているので、ボールが移動したことを知らない女の子のことを想定できずに「箱を探すのではないか」と答えるのです。
相手の気持ちを理解できないというのならぜひ医師の診断を受けてみて判断してもらうの良いのではないかと思います。
アスペルガー症候群の対処法は?
アスペルガー症候群だと判断された場合の話です。
もしその相手の気持ちや空気の読めない発達障害だと診断されて、そしたらどうしたら良いのでしょうか?
残念ながら調べて見た限りでは、
完璧な治療法などはないようです。
ですがアスペルガー症候群だとわかればそれを考慮して生活していけます。
その対処法としては、
アスペルガー症候群は整理整頓など片づいているというイメージを作ることができません。
どう片づけたらいいかわからないのが特徴でしたね。
なのでその図を絵で描いたりしてあげると、
その絵を思い出すことでイメージすることができます。
理解はできませんが、その図や絵を思い出して片づけることができるので対策法になります。
そしてアスペルガー症候群は時間にルーズです。
何かに集中するとやりっぱなしなど時間を忘れてしまうんです。
なのでアラームなどを利用して、
集中しすぎて時間を忘れないように何かをするならそれの制限時間を決めてアラームで気付かせるのが対策法となります。
同じように一日の日程など期限が理解できないので、ちゃんと予定を決めて図や絵でイメージさせられるようにカレンダーや絵や図をメモで残すようにしましょう。
いつまでにやればいいのかを考えたりできないので、それをしっかりと教えてあげればいいのです。
みんなで支えてあげることが大切
アスペルガー症候群はやはり周りのみんながその発達障害を理解し、できないことは手伝ってあげたり支えてあげることが必要だと思います。
そして一番大事なのは、
周知することです。
現在アスペルガー症候群の患者は軽度から重度までさまざまで、100人に1人いるかもしれないとも言われています。
本当にアスペルガー症候群なのか診断し、
もしそうだったらしっかりと周りにちゃんと教えてあげることが大切です。
ですが支えてもらうなんて誰でもしているし、されていることです。
特別なことなんて何もないと思います。
大切な人の現状を共にしっかりと理解することが大切です。
アスペルガー症候群は脳に関係があるということで、
脳トレーニングも大事なようです。
⇒アスペルガー症候群の治療法についてのやヤフー知恵袋
最後に
アスペルガー症候群という発達障害についてでした。
先天的な発達障害で、
軽度から重度まで誰でもその可能性のあるものでした。
アスペルガー症候群のことをしっかりと理解しみんなで認知して支えてあげることが大切だと思います。
ですが普通の人と何ら変わりないと思います。
普通になりたいとアスペルガー症候群の人も必死に生きているんです。
一緒になって理解し、
共に悩んで生きていくこと。
誰でもしていることです。
一緒です。
大切なのはちゃんと理解し周りにも認知してもらうことだと私は思います。