佐野研二郎さん(43)がデザインした東京五輪エンブレムが取り下げられたことで新たに五輪エンブレムを作成する必要が出てきました。
そして今度はどうやって新エンブレムのデザインを募集するのかについては、
「公募を大前提としたい」
と話しており、一般からの応募もできる可能性が出てきました。
ですがそれから再公募や応募方法などの話が出ないのでどうなっているのかと気になって調べてみました。
新しくエンブレム委員会が発足?
出典:http://matome.naver.jp/odai/2143775580065849101
五輪エンブレムが取り下げられる前に組織委員会が佐野さんのデザインした五輪エンブレムはロゴの盗作ではないというのを2度目の会見で説明しました。
その内容は佐野さんには原案のエンブレムがあり、国際オリンピック委員会(IOC)と組織委の調査で類似する作品が見つかったから修正してもらい、今度は躍動感がなくなったという理由でもう一度修正して完成したのがこの五輪エンブレムなので盗作ではないと弁明。
ですがこれは裏を返せば原案からデザインを大きく変えてしまうなんて佐野さんありきの出来レースだったのではないかと疑われることになってしまいました。
佐野さんだけではなく組織委員会の存在や選考の仕方にも問題があるのではないかとも言われたのです。。
なので組織委員会は新たに「エンブレム委員会」を発足することを9月9日に決定。
さらにはその準備会を作ることにしたと発表しています。
⇒詳しくはこちら
なのでこれから①準備会のメンバーを決めて、②新たなエンブレム選定の基本方針を策定し、その後ようやく③新エンブレムの公募条件を考えるということになると思います。
これは結構時間がかかるのではないかと思います。
応募条件や応募方法発表はまだまだ先?
すでに芸能人や個人の自作エンブレムなどの発表が話題になっていますよね。
9月16日(水)には所ジョージさんが創作活動の一環として番組でも取り上げたいからと自作エンブレムの応募ができるのならばしたいと取材で発表しています。
⇒ヤフーニュース
さらにはきゃりーぱみゅぱみゅさんや俳優の田辺誠一さん、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんの自作エンブレムも話題になっています。
これほど五輪エンブレムに応募したいと考えている人が多いです。
そんな中、逆にデザイナーは応募することに消極的になりました。
当然ですがもし自分のデザインが選ばれた場合同じデザインはないかと探され批判されるのが目に見えているからです。
⇒五輪エンブレム再公募も デザイナー「怖くて応募できない」の声
まずはどれだけのデザイナーが応募するのかを確認するのではないかと思います。
もし応募するデザイナーが少なく選考できる状況ではないと判断すれば、本当に新エンブレムはデザイナーだけではなく一般公募となる可能性も出てきました。
ですがその応募条件や応募方法が発表されるのはまだまだ先になりそうです。
【追記】
五輪エンブレムの公募開始が発表されました。
⇒五輪エンブレム応募要項や条件は?応募期間や結果発表はいつ?
最後に
新エンブレム公募は早急に行いたいと話していましたがやはり無理なようです。
公募を大前提にしたいと発表したのには応募するデザイナーが少ないのが目に見えていたからかもしれませんね。
これから準備会のメンバーを決め、選考方法や応募条件などを決めるということですので応募方法などの発表があるのはまだまだ先になるかもしれないという予想でした。
これからの発表を待ちましょう。
コメント
>>デザイナーは応募することに消極的
それは、多くのデザイナーが「自身の作品にオリジナリティが不足している」という事を認めているという事に他ならないですよね。時が過ぎるほど世に出ている作品の数が増える為、「他の作品の影響を受けていない作品」を作り出すというのは現在においては難しい所業であるとは思いますが。
ただ、彼らはそういった事を踏まえた上でデザイナーという茨の道の職を選んだのではないでしょうか? そうした覚悟が無く進んだというのであれば、この機にデザイナーを辞めるべきだと思います。
やはりデザイナーは信用が第一なのでその信用を失ったら仕事がなくなります。
なのでそんな危険を犯してまで自分のデザインを応募したくはないってことなんでしょうね。