2020年東京五輪エンブレムのデザインした佐野研二郎さん(43)が自身のデザイン事務所のホームページでエンブレムを取り下げることを発表しました。
今回の東京五輪だけではなく、他にもパクリ疑惑があるとして様々な模倣や盗作が疑われたりして問題になりました。
そしてついに9月1日にエンブレムの使用中止が正式に発表されました。
今回東京五輪エンブレムを取り下げた理由についても話していますのでそれを紹介したいと思います。
なぜ今ごろ取り下げを発表したのでしょうか?
もっと早く発表すればここまで話が大きくなることもなかったと思うんですけど。
そして今回東京五輪エンブレム取り下げとなりましたが、新エンブレムは誰がデザインするというのでしょうか?
また次に発表するエンブレムも何かのパクリじゃないかといろいろ言われるのは目に見えてます。
どうするのでしょうか?
気になったので調べてみました。
デザインを取り下げた理由は?
今回のエンブレムがベルギーの劇場のロゴに似ていると指摘され問題になりました。
パクリ疑惑をかけられた佐野研二郎さんはそれを否定したんですが、エンブレムの使用例を紹介する写真はサイトから無断で流用したことは認めるなどデザイナーとしてのモラルに欠けていました。
そして世間では佐野研二郎さんはパクリをしているのは間違いないという認識になっています。
今回エンブレムを取り下げた理由として、
「現時点で一般国民から受け入れられない、東京五輪に悪影響を与えてしまうという理由で提案を取り下げたい」
と佐野さん本人が組織委員会に申し出て取り下げになりました。
そしてホームページでは、
「東京オリンピック・パラリンピックの大会の成功を純粋に願って製作し模倣や盗作は断じてない」と発表。
取り下げる理由については、
「家族や無関係の親族の写真もネット上にさらされるなどのプライバシー侵害があり、もうこれ以上は人間として耐えられない」と発表。
模倣も盗作も何も悪いことはしていないけど、家族やスタッフが苦しむ姿が見たくないからエンブレムは取り下げることにしましたということですね。
ちょっと遅すぎるのではないかというのが正直な本音です。
佐野さんの今後
「作品や仕事を通じて少しでも皆様の信頼を取り戻すべく日々の仕事に専念する」
と話していますが、本当にこれからまともな仕事があるのでしょうか?
今回のエンブレムは模倣や盗作はしていないと言うものの、共同制作したサントリービールのキャンペーン商品に他作品の模倣があったことを認めて謝罪しています。
自身の作品ではなくスタッフが佐野さん管理の下で勝手にやったことだと話してますが、信用などもう地に落ちたようなものです。
この人が本当に自分でデザインした作品があるのかと疑われても仕方がないと思います。
今回デザインするという仕事がどれだけ信用が大事なのか分かりました。
新エンブレムは誰がデザインするの?
そして今回東京五輪エンブレムが取り下げられたわけですから新しいエンブレムを製作しなければいけません。
大会組織委員会は、ただちに新エンブレムの選考に入りたいと話しています。
その新エンブレムのデザインを、なんと公募を大前提としたいと発表しました。
デザイナーだけではなく一般の人からも募るということでしょうか?
これはいいんじゃないでしょうか?
今後どのような形で募集するのかが明らかになると思います。
最後に
ここまで問題になり世間で受け入れられない形になってしまうもっと前にエンブレムを取り下げることはできなかったのかなと思いました。
ネット社会の怖さというのをまた再確認したのと、デザイナーという仕事がどれだけ信用が大事なのかというのがわかりました。
新エンブレムについても今後どうなっていくのか注目したいと思います。