今年もこの季節がやってきたと喜ぶ人がいれば悲しむ人もやっぱりいます。
クリスマスが近づいてきて続発する労働問題があり、それに悩んでいるという人がいっぱいいます。
なんと売れなかった分のノルマのケーキを社員やアルバイトに強制的に自腹で買わせるというものです。
そしてクリスマスケーキと同様になんと「おせち」まで買わせようというのです。
おせちなんて一万五千円以上は当たり前のものです。普通のもので二万円。
それをノルマが達成できないからといって買わせるというのは違法なのではないでしょうか。
どこまでが強要で違法なのか
法的にはやはり商品の買い取りそのものは違法にはならないわけです。
買いたくないのに無理矢理買わされるのが問題なんですが、どこまでが強要になるのかということです。
「買ってほしい」「買う人もいるよ」というくらいに言われるだけなら勧誘の部類になるようです。
それを任意で買うというのであればお客さんと変わらないので問題ないわけですね。
そして買わなければクビだとする強要や無理矢理給与から天引きする行為やノルマが達成できなければ罰金などすべて違法に相当します。
買わなければクビだと言われて拒否したからクビにされたというのであれば損害賠償を請求できます。
無理矢理給与から天引きは労働基準法違反なので刑事犯罪となります。
罰金も就業規則であっても合理的でなければやはり違法なのです。
そうした理不尽な強要はやはりしっかりと拒否することが大事なのだと思います。
そして今話題なのはブラックバイトです。
低賃金で働くアルバイトの立場である学生などに過剰な働き方を強いるようにして働かせることです。
大した指導もないままアルバイトとパートなどに責任を押し付けるようにお店を管理させたり切り盛りさせたりするのです。
低賃金で働いているのにも関わらず責任だけあり、何かあったときに謝るのが二十歳にも満たないアルバイトの女の子しかいないなんてこともあったようです。
とくにアルバイトを始めたばかりの若者たちはそのところの事情も良くわからず、なおかつ辞めたくても辞め方もわからなかったり脅されたり強引に引き止められたら断れないなど弱みに付け込まれることも多いようです。
最後に。
会社から言われたからという理由を受け入れてしまうのではなく、違法なのではないかという客観的に見ることができるかが大事ですね。周囲に迷惑がかかることを懸念する人も多くいますが、自分の為でもありますが周囲の為にも当然なりますしそれは最終的に会社のためにもなるはずです。
悩みを自分だけで抱え込まず相談することが大事です。
我慢することなんてないのです。
そうして自分自身で環境を良くしていくという意識が必要ですね。