高校野球の全国大会が始まって100年になるのを記念して甲子園でソフトバンク・王貞治会長(75)が始球式を務めることを発表しました。
日本高校野球連盟=高野連は29日、大会100周年の記念事業として甲子園で行われる第97回全国高校野球選手権の1日目(8月6日)の第1試合前に、ソフトバンクの王貞治球団会長が始球式を行うことを明らかにしました。
え?王貞治会長ってもう高齢なんじゃ?
調べてみれば75才です。
病気の話も何度か聞いたことはありますし、本当に始球式で1球だけとはいえ真夏の甲子園のマウンドで満足にボールを投げることはできるのだろうかと心配になりますよね??
この決定に関して高野連の竹中事務局長は、
「高校野球100周年を考えた上で、相応しい人。こちからから要請して、ご快諾をいただきました。実績だけでなく非常に野球振興にも尽力いただいている。この方しかいない」
ということで要請し王貞治会長は甲子園での始球式を引き受けたということです。
今回王貞治会長の甲子園での活躍の紹介や始球式をしっかり投げることができるのかどうかということ、さらには病気について現在はどのような体調にあるのか少し調べてみました。
甲子園で優勝、ノーヒットノーラン達成
王貞治会長は早稲田実業時代に4回甲子園に出場しています。
その中の昭和32年の春の選抜で2年生エースとして全試合に完投して優勝、さらにその後の夏の甲子園でノーヒットノーランを達成、バッターとしても木製バットで通算2本のホームランを打っています。
高校時代はバッターではなくピッチャーを務めていたという人は結構いますよね。
イチローも高校ではピッチャーだったというのは有名な話です。
ですが王貞治会長は3年ではピッチャーをやめ、バッターに集中したようですけどね。
王貞治会長は今回の始球式について、
「甲子園に出るのは特別で、夏に向かってみんなが猛練習している青春の思い出です。自分でいいのかなという思いはあるが、投げられるうちに一度投げておかないとと思い喜んで返事した。ちゃんと投げられるかという思いはあるが、大変名誉な話だ」
と話しています。
本当に体の方は大丈夫なんでしょうか?
しっかり投げられるんでしょうか?
現在の体調
王貞治会長はまだ監督をしていた頃、2006年7月5日の記者会見で胃に腫瘍ができていることを発表しました。
胃ガンで胃全摘手術を行ない、7時間にもおよぶ手術でしたが翌日には自分で歩くこともでき経過は良好でした。
そしてさらに2009年9月21日に東京都内の病院で腸閉塞の治療と胆嚢摘出手術を受けていますがこちらも経過は良好ということでした。
もともと大食漢で良く食べていましたが、胃がんの手術をした際には体重が減った上にあまり物を多く食べられなくなってしまいましたが普通に生活はできているようです。
始球式はしっかり投げられる?
実は王貞治会長は2013WBC開幕戦の始球式を72才で行っています。
それがこちら
え?ほんとに72才?
信じられないくらいの完璧な投球じゃないですか!!
これを2年前に行っているということで、真夏の甲子園のマウンドで体調が心配ではありますが王貞治会長はきっと投げ切ってくれるのではないかと思います。
それにしても72才でこれはすごいですね。かっこいい♪
最後に
王貞治と言えば現役時代でも監督時代でも本当にすごい実績を残しています。
未だにイチローとどっちがすごいかなんて話もよく聞くくらいです。
そして高齢になった今でも甲子園の舞台で高校球児たちの前で投球を見せようというのだから本当にかっこいいというか言葉にならないすごさを感じますよね。本当に野球が好きなんだなと当たり前なんでしょうけど、改めて思いました。
当日は体調を崩されずに投げ切ってくれることを祈るばかりです。
どうか無理をせずに。