対人緊張症の仕事での体験談!病院の診断や治療でわかった特徴!

皆さんは、「最近、仕事がミス続きだ…。」「新しい職場で、仕事が全然覚えられない…。」と感じた経験はありませんか?

実は、それはメンタルの問題かも知れません。

今回は「対人緊張症」という心の症状について、友人の体験談を交えてご説明します。

例えば新しい職場や環境の変化で「なんだか仕事がやりづらいな…」と思ったり、「いつまで経っても仕事に慣れた気がしない…」と思うなど「生きづらさ」を感じていれば、この記事を一読してみてください。

皆さんの問題を解決するヒントになるかも知れません。

対人緊張症というものがどんなものか仕事での体験談、さらには病院に行った際の診断で対人緊張症の特徴というものがわかりましたので合わせて紹介していきたいと思います。

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仕事での体験談

「対人緊張症」がどのような症状かを説明する前に、ケーススタディとして体験談をご紹介します。

少し長いですが、おつきあいください。

友人の初めての仕事は、某コンサートホールでチケットの予約をとる接客業でした。

新しい職場に入って数ヶ月は、研修期間で比較的簡単な仕事から任されていたので、まだ問題もなく先輩たちも皆優しく、丁寧な指導をしてくれたということでしっかりと学べていけたようです。

ところが、研修期間が終わってさらに2ヶ月ほど経った頃です。

とあるミスが原因で、先輩から怒られたことがありその頃から、何となく不調が出始めたのです。

仕事でのミスを連発し出したのです。

犯すミスの一つ一つは、今思えば些細なミスだったようですが、例えば、お客さんから受けた予約を記録する書類に記入漏れがある、忘れ物をするといったような誰でも時々はしてしまうようなミスだったということです。

しかし、そういったミスを無くすことが出来ないのです。

何度マニュアルを読んでも、何度注意されたことをメモして復習しても、いざとなると覚えたはずのことや出来るはずのことが出てこなくなってしまい、失敗をくりかえしてしまうのです。

そしてとある朝に先輩から呼び出しをされて、「もうあなたのミスをフォローし切れない」と言い渡され、つまりはあまりにも私がミスを連発するので、改善されない限りは面倒が見られないというのでした。

そのあと、仕事で何をするにも「見守り」が付くようになったということです。

電話で予約を受けるときも、対面でチケットを販売するときも、必ず誰かが側で見ているようになったのです。

それなのに、側で見られれば見られるほど「自分のしていることが間違っているのではないか」「何か作業をしたらまたミスをするのではないか」という不安に駆られてしまっていくのだそうです。

そうなると、出来ていたはずの電話応対など基本的な業務にすら従事することが怖くなってしまい、とうとう「自分には何も出来ない、自分は駄目な人間だ」とまで、思いつめるようになっていったということです。

どうですか?自分に当てはまるという部分はありますか?

病院での診断や治療

その後、職場での体験があった後、診察を2か所の心療内科で受けました。

1つ目の心療内科では、不安を感じたり集中力・注意力の低下が見られることから「軽いうつ」と診断され、うつ病の薬を処方されました。

ですが、この診断は本人にはどうもしっくりこなかったようです。

なぜなら、「うつ」の症状には、「食欲不振」「不眠」なども表れるものですが、それらはまったく当てはまらなかったからです。

そこで、もう1か所別のクリニックを受診して診断されたのが「対人緊張症」でした。

診断された「対人緊張症」とは?

まず体験談から特徴をまとめると、
・ミスを繰り返してしまう
・自分でミスをしてしまったことは把握しており、メモを取るなど努力しているにも関わらず改善できない
・指摘されると余計に緊張してしまう、不安になってしまう
・作業に集中できなくなったり、注意力が低下する
・「自分には簡単な仕事もできない」など考えたり、些細な失敗さえ深刻に考えたりしてしまう
・自分を責めたり、思い詰めたりしてしまう

などです。
特に「緊張」や「不安」が周囲の人間に比べて顕著に現れることが特徴です。

私の診断された「対人緊張症」とは、「うつ」といくつかの点で似ています。

大きな共通点としては「協調性」が高い人がなりやすい、ということです。

「協調性」というと、「周囲の人に合わせて空気を読む」という意味かと思うかもしれませんが、この場合は平たくいえば「真面目な人」という意味です。

対人緊張症やうつになりがちな人は、他の人よりも真面目すぎて緊張や不安が強くなる傾向があります。

例えば、新しい職場で「早く仕事を覚えなくては」とか、「間違えないように気をつけなくては」と無意識に思い、そのせいで余計に緊張してしまいかえってミスをしてしまったり、本来は実力を発揮できる場面でも余裕がなくなって仕事を覚えにくいと感じたりしてしまうのです。

ただ、対人緊張症とうつが違う点は、前者は「憂うつ感」をあまり感じなかったり、うつで発症する「不眠」や「食欲不振」などの症状は出にくいという点ですね。

対人緊張症の治療について

対人緊張症に有効な治療法としては、服薬がありました。

友人が受けたものは、不安や緊張を和らげる薬を服用するというものでした。

また、気持ちを落ち着かせるため「マインドフルネス」を実行したということです。

これは、ゆっくりと腹式呼吸をしながら気持ちの落ち着くような楽しいこと、好きなことを思い浮かべて、自分のマイナス思考から意識をそらすものです。

逆に、対人緊張症を抱える人にとってしてはいけないことは、自分の失敗をくよくよ考えたり、「自分のせいだ」と自責の念に駆られるようなマイナス思考を続けることだと言います。

マイナスに偏った思考を見直し、プラスの方に持っていくためには「思考の記録」が有効とされています。

日記のように自分の考えを記録し、それをドクターと一緒に「こんな前向きの考え方もできる」と新しい考え方を見つけていくものです。

もし自分が対人緊張症ではないかと心当たりがある人にお伝えしたいこととしては、「対人緊張症」やその他の精神疾患にり患することは「誰のせいでもない」ということを、ぜひお伝えしたいと思います。

患者さんの努力不足ではありません。
また、周囲の方々に一方的に責任がある、ということでもありません。

もし「自分にも当てはまるかも…」と思ったり、すでになんらかの診断を受けていたりする方は、自分を責めないであげてください。

心の病気や不調は、体のそれと同じくらい誰にでも起こりえることです。

「メンタルクリニックなんかへ行って、世間から白い目で見られたらどうしよう」、とか、「病気になってしまったら、仕事を辞めさせられるのでは?」と不安になるかもしれませんが、まずはご自分の心身の健康を大事にしてください。

万一、不調が原因で仕事がうまく行かなかったらケースワーカーに相談しましょう。仕事で困っている方のための専門家ですから、労働者であるあなたの権利を守るため、適切なアドバイスを受けられます。

一人で抱え込まず、誰かに打ち明けてみましょう。

最後に

今回の記事では、「対人緊張症」について体験談と共にお伝えしました。

特徴として、
・人よりも「緊張」や「不安」が強い
・協調性の高い人、真面目な人、頑張りすぎてしまう人がなりやすい

もちろん、様々な可能性がありますので当てはまらないという人もいるのではないかと思います。

しかし、「世の中には『対人緊張症』というものもある」というのを認知していって、同じような困難を抱えていたり、あるいは周りに困難を感じる方がいたら助け合えたらいいなと思います。

誰かの参考になれば嬉しいです。

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