週刊少年ジャンプで大人気漫画として連載していたBLEACHの作者である久保帯人先生が、新作の読み切りとして「BURN THE WITCH」を生み出しました。
BLEACHはさらに実写映画になるなど大きな話題になっていて、それに合わせて久保帯人先生も読み切りを描いたという感じなんでしょうか?
私もBLEACHは大好きで、正直に言ってしまうとBLEACHは初期の尸魂界へ行く前が一番最高だと思っていて、他の作品であるZOMBIEPOWDER(ゾンビパウダー)は世界観もすごくて最高でした。
なので新作読み切りということで久保帯人先生の世界観が爆発するような作品を期待していたところに、「魔女」と「ドラゴン」という単語の予告を見たときはとっても楽しみでしたね。
というわけで今回の久保帯人先生の新作読み切りである「BURN THE WITCH」のストーリーをネタバレ、さらには読んだ感想なども合わせて紹介したいと思いますので良ければ見ていってください。
久保帯人読み切り「BURN THE WITCH」ネタバレ
それでは今回の久保帯人先生の読み切り「BURN THE WITCH」のストーリーをネタバレしていきたいと思います。
出典:https://comic-mutiko.hatenablog.com/entry/manga-JUMP33-BURNTHEWITCH
「制服が好きだ」
「私が何者であるかを誰にも証明しないで済むからだ」
黒髪の高校生、新橋ノエルはロンドンのサウス・ブラクトン高校の帰り、一匹の子犬に出会ってエサをあげようとすると後ろから飛び掛かってくる男がいました。
「今日こそはパンツ見せてもらうぞおおおおお!!!」
新橋ノエルはその男を蹴飛ばすのですが、その男は蹴られながらも大きな声でパンツ見せてもらうぞと叫ぶ同じく高校生のバルゴでした。
新橋ノエルはいつものようにバルゴを蹴散らして、電話ボックスでコインを入れてどこかに電話します。
「ノエル・ニイハシ出勤します」
と電話ボックスごと地面に下がって姿を消します。
行先はリバース・ロンドンでした。
実は昔からロンドンの全死因のうち72%に関わっているのがドラゴンなのですが、普通の人にはドラゴンは見えませんしドラゴンに接触することも許されていません。
なのでそのドラゴンを保護と管理をリバース・ロンドンの住人がしており、新橋ノエルはその保護官の1人でした。
今日も先輩である金髪のニニー・スパンコールと共にドラゴンに関わる仕事をしていると、なんと突然ドラゴン「退治」の仕事を頼まれます。
サウス・ブラクトン直通で行けるコインを持っている新橋ノエルに声がかかり、先輩のニニーも昇進のために出撃します。
なんとそのドラゴンはバルゴが飼っていた子犬に化けていた珍しいドラゴンでした。
バルゴのノエルのパンツが見たいという負の感情を吸収し成長しダークドラゴンとなって出てきたのです。
子犬のオシスちゃんは2ヵ月前にバルゴが拾った犬でした。
実はすでに死んでいて、その死体を被ってなりすまして生きてきたのです。
バルゴの友人が早く逃げるぞとぐったりというか皮となってしまったオシスちゃんを抱えて悲しんでいるバルゴを連れて逃げようとします。
「見てなかったのかよ!?オシスちゃんを食いやぶってあのバケモンが出てきたトコを!!」
ですがドラゴンに接触した一般人は禁固100年か死刑なので、捕まえようとニニーが2人を追います。
ですが実はドラゴンの反応はもう1つありました。
それはバルゴの友人からでした。
そうバルゴの友人も死体を被ってなりすまして生きていたドラゴンだったのです。
一般人にしか見えないはずのドラゴンが見えていたのはそのためでした。
不意を突かれたニニーは左腕を折られます。
バルゴの友人になりすまして生きていたドラゴンは「魔女を食べて不死身になる」ことが目的でした。
そしてバルゴの友人は10年前にバルゴを庇って列車にひかれて大けがをしていました。
そのときにすでに死んでいたというわけですが、10年もの間、人間と接触し潜んでいたドラゴンなど見たことありません。
ニニーは吹き飛ばされ、そして追い打ちをかけられて万事休すというところでなぜかバルゴがニニーを庇います。
会ったばかりで惚れたのか?とバルゴの友人だったドラゴンがバカにするのですが、バルゴが助けたかったのは本当はそのドラゴンだったのです。
7歳のときから10年間、その友人の代わりになったとしてもずっと優しくてずっと親友だと思っていたやつが人間を喰うなんて黙って置いていけるわけないだろう!と叫びます。
「言葉が通じねえなら死ね」
とそのドラゴンは構わず襲いかかろうとしたところをノエルが蹴り飛ばします。
「…バルゴさん今のはちょっとカッコ良かったです」
ノエルはそう言って対竜絶対殺害砲でバルゴの友人だったドラゴンを葬り事件は落着します。
なのですが、
実は10年間ドラゴンと接触し続けていたバルゴは、さらに攻撃を受けたためにドラゴン憑きとなってしまい、ドラゴンと同じ扱いとなって保護対象になってしまいました。
さらには死んだはずのオシスちゃんも生きていて、「ノエルちゃんパンツ見せて」と喋り出す始末。
「待ってくださいバルゴさん!!オシスちゃんを黙らせます!!」
バルゴはオシスちゃんを庇うために逃げ出し、それを追うノエル。
「BURN THE WITCH」とでっかくタイトルが出て終わりです。
以上が「BURN THE WITCH」のストーリーのネタバレです。
「BURN THE WITCH」の感想
今回はドラゴンと魔女、さらにはロンドンの裏側という世界観での物語でした。
実は完全新作と言いながら、リバースロンドンの保護局の看板には尸魂界と書かれていて何か関連があったみたいです。
バルゴの飼い犬がドラゴンだったというだけではなく、友人までドラゴンだったという展開には正直久保帯人先生さすがだなと思ったのと懐かしいなという感じになりましたね(笑)
読み切りとしてはページ数が多いですが、その分まとまりがあったように感じるので個人的には大満足でしたね。
なによりBLEACHでも虚などの描写とかセンスがズバ抜けているんですが、ぶどうが取れるドラゴンが出てくるんですがすごいセンスしか感じないです。
こうした異形の物を久保帯人先生に描かせたら本当に素晴らしいと思いました。
今度は新連載で期待したいですね。
最後に
久保帯人先生の最新作の読み切りである「BURN THE WITCH」のストーリーのネタバレや感想などを書かせていただきました。
相変わらずのセンスの塊という感じで安心したというのが感想なのですが、これはまた次の新連載に期待が集まるという感じになりそうですね。
今の週刊少年ジャンプは少し盛り上がりに欠けているようにも思いますし、ここで久保帯人先生にまた連載してもらうってのが良いと思いますね。
次はどんな作品になるのかも期待しましょう。
「BURN THE WITCH」の単行本化や新連載になる可能性についてはこちら。