成人年齢18歳引き下げ変更の意味や目的は?成人式はどうなるの?

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日本で成人年齢が18歳に引き下げるという変更がついに衆議員法務委員会において、民法改正案が可決されました。

これにより日本の成人年齢は20歳から18歳に変更になります。

20歳がハタチと言われて成人であるというイメージがどうしてもあるのですが、なぜ成人年齢を18歳に引き下げ変更したのか意味や目的が良くわかりません。

さらには20歳でやるはずの成人式は今後どうなるというのでしょうか?

成人年齢18歳引き下げ変更は、
2022年4月からとなりました。

ではその次の年の18歳、19歳、20歳になった人たちは成人式ができていないことになります。

成人年齢18歳引き下げ変更によって何が変わるのか意味や目的、さらには成人式は今回の成人年齢引き下げでどう変わるのかなど考察などを交えてちょっと紹介したいと思います。

良ければ見ていってください。

成人年齢18歳引き下げ変更の意味や目的は?

そもそもなぜ日本は成人年齢20歳で今までやっていたのに18歳に変更したのでしょうか?

実は成人年齢18歳に引き下げに賛成か反対かのアンケート(読売新聞が3月13日~4月18日の間に全国の有権者1936人を対象)にでは、賛成が42%で反対が58%と実は反対の方が多かったりと国民の間にも全然理解されていない中での決定でした。

まず何が変更になったのかですが、
・18歳、19歳で親権から外れる
・18歳から選挙権が持てる
・クレジットカードローンが組める
・高額な買い物もできる
・10年パスポート取得可能
・医師や公認会計士や司法書士などの資格取得可能
・外国人の帰化で日本国籍取得可能
・性同一性障害の性別変更申請可能

などなど20歳にならないとできなかったことができるようになります。

ここで問題なのは、子供が高額な買い物や悪徳商法などで騙された場合は親の同意がないので契約を取り消せるという規定がなくなります。

今回の成人年齢引き下げで、
小学生も大学1年生も同じ扱いだったものが高校を卒業したらみんな大人だという認識へと変わります。

これによって18歳や19歳にクレジットカードやローンなどを組ませようという詐欺などが横行するのではないかと心配になります。

なのになぜ日本はそんな変更を今したのかという意味としては、

まず晩婚化などの少子高齢化対策の目的が見えます。

18歳から大人だという意識を持たせることで結婚や子供を育てることなど大人になったというイメージを持たせる目的です。

今だと19歳までの既婚者は、
男性(18歳以上)で0.3%、女性(16歳以上)で0.5%と低すぎるのでこれを改善していくためにも2年早く大人になることで結婚を意識してもらえるようにすることができるのではということです。

そして重要なのが若者の社会参加を促す目的です。

親の同意がない契約を取り消せるという安心がなくなりますが、その一方で若者が経営者として大きな契約などを担ったり、選挙権が持てるということで政治に早くから参加してもらって意見を出してもらってより良くしていこうという目的があります。

そうした意識改革が今回の成人年齢引き下げによって目的があるというわけですね。

さらには国民年金の納付義務も18歳、19歳から必要になるかもしれないということです。

現時点ではまだ年金納付義務は20歳のままとなるようです。

学生ならば20歳でも納付義務は学生納付特例があるので払う必要はなかったものが、学生でないなら18歳、19歳でも納付義務が出てくるかもということで18歳で高校を卒業したら働くか進学するかというのもしっかりと決めないといけないといけなくなりますよね。

そうした大人への意識改革が目的だと言えます。
年金納付は払うだけ損だという意識がありますので、引き下げることで払わない人の増加が考えられるためまだ考慮中というところでしょうか。

世界の中では20歳が成人年齢だという日本は遅すぎると言われていましたので、今後さらに変わっていく可能性はありますね。

成人式はどうなるの?

それでは成人年齢を18歳に引き下げたら成人式はどうなってしまうのかについてです。

成人式は20歳にやるのが当たり前でした。
それはこれからどうなってしまうのかです。

それなんですが成人年齢が18歳に変更したので、成人式も18歳のときに行ってしまおうということを考えているようです。

もしそうなった場合、
今の成人式が成人の日の近くで1月なのでその時期に成人式を行うとなれば、大学受験の前に成人式があるということになります。

これはさすがにひどいですよね(笑)

成人式をいつにするのかについてはまだまだ議論されている段階で、明確には決まっていません。

そしてもし18歳で成人式をするということになれば、3学年同時に成人式をしないといけなくなります。

これはまた大きなトラブルが生まれるのは目に見えていますし心配ですね。

ですが18歳で高校を卒業して20歳での成人式で久しぶりに集まった仲間ならともかく、高校でずっと一緒だった仲間とそのまま成人式ということであれば騒がれている成人式で暴れるという事件もほとんどなくなるのではないでしょうか?

これはメリットとも言えると思いますが、久しぶりにみんなで会うきっかけがなくなるのもちょっと寂しいかもしれませんね。

成人式についてはいつにするのか今後議論されていくということです。

最後に

成人年齢を18歳に引き下げ変更することの意味や目的について、さらには成人式はいつになるのかについてでした。

世界では20歳が成人というのは遅い部類だったので、18歳に変更になるのはいつなっても不思議ではありませんでしたが今後どうするのか対策はどうしていくのかなど問題や不安ばかりですね。

実名報道などは今まで通りの20歳からとするなど、大人だという認識させるのならばしっかりと18歳で区切りを付けた方が良いのではないかというところなどもまあだまだあります。

今後どうなっていくのかに注目しましょう。

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