トレンドに川崎病というのが入っていて少々気になりました。
いったいどんな病気なのか、川崎病という名前からうつったりするような感染症のものなのかと思いちょっと調べてみました。
どうやら子供に特定の症状が出てくる病気のようで、Twitterなどを見ていると発熱があってとても子供がつらそうにしているのが見ていて辛いという人が多いですね。
同じようにもしかしたらこの熱が出る症状は流行の川崎病なのではないかと心配している人もいるのではないかと思いましたので、ちょっと紹介したいと思います。
そしてこの川崎病の症状は他の人にうつるような病気なのかや、後遺症や再発の話も出ていますのでわかる範囲で紹介したいと思います。
詳しい人がいたらぜひコメントで指摘や参考話などを教えてくれたら嬉しいです。
川崎病の症状はうつるの?
川崎病を調べてみると普通の風邪とは明らかに違った症状がありました。
発熱するだけではなく両目の充血したり、唇が赤くなり舌がイチゴ状にぶつぶつになったり、手足が赤く腫れ熱が下がると指先の皮がむけたり、首のリンパ節が腫れるという普通の風邪では見られない症状がありました。
現在流行っている川崎病ですが、もともと10万人中300人以上の0~4歳児に発病していたということです。
これは大人で言うと心不全やガンを起こす人の3分の1くらいの数字ということで意外と高い数字で川崎病にかかっている子供がいました。
もともと川崎病は、
1960年代に小児科医の川崎富作さんが世界に発表したことで命名された病気です。
なぜ川崎病が0~4歳児の子供にだけかかりやすいのかがわかっておらず、さらには原因も詳しいことははっきりしていません。
ですがとりあえずはその症状や川崎病が他の子供にうつることはないのではないかと言われています。
なぜなら川崎病はウイルスなどの感染病とは違い、遺伝子的な問題に環境因子によって引き起こされる病気だと推察されているからです。
冬などの季節の変わり目に発病することが多いのですが、親子や兄弟で発病するケースの方が多いということです。
ですので川崎病だからと言って、他の誰かに感染することはないですので安心してください。
川崎病かどうかを見極めるには、
やはり舌が真っ赤になっているかどうかや熱が上がったり下がったりする中で手足の皮が剥けるかどうかで判断できるようですので川崎病の症状が見られればすぐにお医者さんに診てもらいましょう。
川崎病は後遺症や再発の可能性がある?
そして川崎病には後遺症の可能性があることがわかっていて、早期発見で症状を抑えることが大事だと言われています。
なぜなら川崎病は、
発病後に心臓の冠動脈に瘤(こぶ)ができやすいのが特徴だからです。
もしその瘤が大きいものが残ってしまうと、
血管が挟まったり、血栓ができてしまわないように薬を飲んで血が固まらないように気を使いながら生活しないといけなくなるという後遺症が残ります。
将来的に心筋梗塞や狭心症になる危険もその瘤ができることによって高まるということで、できれば瘤ができるまえに症状を抑えて治すことが大事だからです。
その瘤ができて後遺症になってしまう確率としては2%ですが、発症してから10日以上経っていると瘤ができる可能性が出てくるということで川崎病の疑いがあって炎症などを抑える免疫グロブリン製剤の点滴などで治療を行います。
それでもダメな場合はステロイド薬を使ったりして熱を抑えます。
治療を始めてすぐに治るわけではないので、早期発見での治療開始がどれだけ早いかが大事になるというわけです。
瘤ができてしまい、その大きさによっては薬を毎日服用して血が固まらないようにしないといけなくなる人もいます。
これは子供にとっては可哀想なことです。
毎日薬を飲まないといけなくなるなんて、誰でも嫌ですが薬を毎日飲むことを子供のころから義務付けられるなんてできれば避けてあげたいですよね。
当然ですが血が固まらないようにする薬ですから、大きなケガをすれば血が止まりません。
薬を毎日飲まないといけなくて、大きなケガにも気を付けながら生活させたくはありませんよね。
なので後遺症として瘤ができないように症状が見られたら、10日以内に発熱を抑えられるように治療が必要ですので注意しましょう。
そして再発の可能性についてですが、
再発の可能性は稀にあるようです。
川崎病が再発したかどうかの見極めとしては、同じように症状が出たかどうかでわかります。
川崎病特有の症状が出たかどうかで再発の可能性がわかりますので、同じように目の充血や舌に赤いブツブツができているかや、手先の皮が剥けているかなどをしっかりと確認しましょう。
川崎病は一度完治したしもうないだろうという慢心や、逆にまた川崎病なのではないかと普通の風邪でも心配になりすぎないようにしましょう。
ですが再発の可能性はありますので、
川崎病なのかどうかを改めてしっかりと見極めることが肝心ですね。
最後に
川崎病という昔からある冬に多く見られる特有の症状がある病気についてでした。
遺伝子的な問題が原因ではないかと言われていて、親子や兄弟での発症が見られることが多いということですが詳しい原因が早く究明されることを願っていますが1960年代からわかっていないということで原因特定が難しい病気なんですね。
ですが昔からある病気ということで医師の間では認識している人も多いですので、しっかり診てくれるのではないかと思います。
近年川崎病が増えたと言われていますが、
どちらかというと川崎病だと断定する医師が増えたからではないかと思います。
そして川崎病の疑いとして、手先の皮が剥けるというのはベロンとしっかりと皮が剥けてくるということですが、ちょっと皮が剥けていたりボロボロと剥けているというだけというのが川崎病なのかどうかの判断が難しいですよねこれ。
ですがやはり熱が上がったり下がったりを繰り返すようなら川崎病の可能性があります。
川崎病ではないかと疑って損はありませんので、症状などをしっかりと確認して適切な治療をしてあげましょう。