ギランバレー症候群の症状や原因は?発症した芸能人は誰がいるの?

スポンサーリンク




NHKの朝ドラ「べっぴんさん」のヒロインを務める事が決定した芳根京子さん。

芳根さんは中学2年生の頃、ギランバレー症候群という病気を発症、克服した事があるそうです。
c5e7a4556404ee69aa7cbc098f427046出典:https://deview.co.jp/News?am_article_id=2068987&set_cookie=2#rk

芳根さんの他にも芸能人で、ギランバレー症候群を発症したと公表している芸能人もいます。

ギランバレー症候群という症状を初めて聞いた事がある人も多いかもしれませんが、ギランバレー症候群の発症率は日本では少なくとも年間2000人以上が発症している病気であり、決して滅多にない症状、という訳ではなさそうです。

では具体的にギランバレー症候群の症状や原因はどんなものなのか、芸能人で他に発症した人は誰なのか、気になる人も多いでしょう。詳しくまとめましたのでご紹介します。

ギランバレー症候群の症状

まずギランバレー症候群の症状についてです。

ギランバレー症候群は、両手足に急に力が入らなくなってしまう病気です。

女性よりも男性がかかりやすく、60歳前後の人が最も多く発症するという報告もあります。

症状の現れ方は、風邪の症状や下痢をした後1〜3週間ほどすると、ギランバレー症候群の症状が出てきます。
kaze_woman
具体的には、両足の筋肉を動かすことが出来なくなってしまい、しびれを伴う事もあるようです。次第に身体の上に向かって症状は進んでゆき、筋肉の低下やマヒが進みます。呼吸する神経がマヒしてしまうと、自力での呼吸も難しくなってしまうので、人工呼吸器を必要とする事もあります。

筋肉のマヒ以外の症状に、感覚神経の障害が起きることもあり、手足にひどい痛みを感じる人も。その他にも聴覚の異常や、ものを飲み込むことが困難になる嚥下障害などの症状もあります。

ギランバレー症候群は発症してから1ヶ月ほどが最も症状が重くなり、次第に回復、数ヶ月のリハビリで回復に向かうことが多いようです。

しかし後遺症が残る人も多くいて、手足に力が入りにくくなったり、すぐに疲れてしまうといった後遺症があるそうです。後遺症として歩行が出来ない人は全体の10%、残念ながら亡くなってしまう人も1%未満ながら出ています。

再発は1〜10%と報告されています。
風邪の症状と似ているということですのでなかなか気付きにくいのかもしれませんね。

ギランバレー症候群の原因は?

それではギランバレー症候群の原因とは何なのでしょうか?

ギランバレー症候群は、実はまだはっきりした原因が分からない病気でもあります。

ギランバレー症候群を発症した人は、その数週間前に風邪や下痢などの症状が起きています。

私たちの身体は、風邪や下痢などの原因となったウイルスや細菌を排除するために、血中に「抗体」が出来ます。

たしかに一度かかったら、二度とかからないのは「抗体」のおかげでもあるのです。

ですがその際に誤って自分の神経を攻撃してしまう「自己抗体」ができ、免疫システムがおかしくなってしまって、自分の運動神経を攻撃してしまう事が原因で発症するという事が分かってきました。遺伝などが原因で発症することはありません。

ですのでまだ原因については謎の多い病気ということです。

ギランバレー症候群にかかった芸能人

ギランバレー症候群にかかった芸能人を数名ご紹介します。
・中村うさぎさん(小説家)
・大原麗子さん(女優)
・フランクリン・ルーズベルト(元アメリカ大統領)
・佐藤寿人さん(プロサッカー選手)
・安岡力也さん(俳優、タレント)
ghjk
こうして見ても、芸能人の皆さんは年齢も経歴もばらばらなので、ギランバレー症候群は全ての人に発症する確率があるという病気だという事が分かりますね。ギランバレー症候群は治る確率が高い病気とはいえ、リハビリにも時間がかかるようですし、ギランバレー症候群を発症した芸能人の皆さんは、とても辛い思いをされた事でしょう。

誰でもいつでも発症する可能性があるのがギランバレー症候群ということですね。

ギランバレー症候群の治療法

日本ではギランバレー症候群の治療法には単純血漿交換療法という治療法が用いられています。

人工透析のように、原因となる自己抗体を含む血漿成分を捨てて、ウイルスが混入していない代用血漿と自分の血球を体内に戻す治療法です。

簡単にいえば、血を入れ替えるという事でしょう。
もう1つの治療法に、免疫グロブリン大量静脈注射療法という方法もありますが、日本では健康保険の範囲外なので使われていません。

また、徐々に今までの日常生活を取り戻すためのリハビリは、マヒが治まったら早めに行うことで回復が早くなるそうです。

原因と同様に治療法もまだこれから確立されていくのかもしれませんね。

まとめ

芳根京子さんは、ギランバレー症候群を発症した後に「自分はこんなにも周りの方に支えてもらってるんだ」「命の重さを自分で実感しました」と語っています。病気を経験したことで、命の大切さや周りの人の温かさに気付いたのでしょうね。

ギランバレー症候群は、原因が自分の抗体でもあるので予防するのが難しい病気です。

しかし発症後の対処を素早く取ることで、早めに治療をすることができます。少しでも異常を感じたら、すぐに神経内科へ行くことをおすすめします。

以上、ギランバレー症候群の症状・原因、発症した芸能人などのまとめでした。



スポンサーリンク




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 匿名 より:

    佐藤寿人さんは、元ではなく現役のプロサッカー選手です! 失礼な!!

    • アバター画像 シロップ より:

      本当ですねありがとうございます。修正しておきます。